機械加工編
1.機械加工の仕事
鉄の塊から部品を生み出す。
機械加工の部門では、鉄の材料に切削加工を施して部品を作っています。設計図を見て、図面通りに材料を加工し、仕上がったものは治具や専用機の一部となり動き出します。自分の作った部品が、機械の一部となって動いているのが見られるのは、設計から製作までを一貫して行っている三恵ならではです。
三恵ではマシニングセンタ、ガンドリルマシン、フライス盤、平面研削盤、旋盤などの主要生産設備を26台保有しています。
2.大切にしていること
集中力と根気。
ミクロン単位で穴をあけたり、削ったりといった加工をしているので集中力と根気が求められます。一度加工したところは元に戻すことができないので、決められた精度を正しく出すため繊細な作業が欠かせません。高い精度の部品づくりは、最高の設備づくりへ直結しています。
また、機械加工は自分の工程の後に、さらに別の機械で加工することもあります。あとの作業がやりやすくなるかどうか……次工程のことを考えながら加工をする意識も大切にしています。
3.仕事のやりがい
モノとじっくり向き合う。
図面通りに鉄の材料を加工する。言葉にするとシンプルな作業ですが、1ミクロン(1000分の1ミリ)単位の精度の加工はベテランの加工者でも簡単にできることではありません。じっくり図面と向き合い、完成形を頭の中で立体的に想像し、どういう加工をするかシミュレーションします。難易度の高い加工ができたときの達成感はほかには代えられません。その達成感は、加工者としての成長を実感できる瞬間でもあります。
一度身に身に着けた技術は一生ものです。三恵では未経験から挑戦した先輩も活躍していますので、一緒に一流の職人を目指しませんか。